BMW K1600B 再考。

衝動買いしてから3シーズン目に入った K1600B。タイヤ交換をしたばかりでクルクル回るこのバイクはやはり最高だ。全然疲れないし、アクセルを開けばモンスター級の加速をするし、もう素晴らしいのである。

ガレージには我が愛車、ハーレーダビッドソン ロードキングが車検の切れた状態で眠っている。BMW は浮気相手ですぐに飽きるだろうから、そしたらBMWは売って、またハーレーに乗ろうと思っていたけれど、まだ暫くはそうなりそうにない。

このバイクはBMWの中ではツアラーに属すのだとは思うけれども、だからと言ってハーレーの様な乗り方をしてはいけない。BMWはアウトバーンを200キロオーバーで快適に走るためのもの。ハーレーはアメリカ大陸のカントリーロードを長距離走るためのもの。同じツアラーでも用途がまったく違うのだ。類稀な6気筒エンジンを積むこのバイクは、言うまでもなく高回転型のサラブレッド。競走馬を飼ったならば、責任を持ってきちんと走らせてあげなくてはならない。

アナログメーターは、針が真上を向いている状態がそのマシンにとってのベストレンジとなる様に数字が刻まれていると云う。K1600Bの場合にはスピードメーターは200キロ、タコメーターは6000回転がそれだ。実際に両方の針を真上に持って行く機会はなかなか無いが、確かに上を向くほどこのバイクの機嫌は良くなっていく。4000回転を超えた辺りで音圧が変わり、まるで別の乗り物になる。「回ってないときの私は、本当の私じゃないの」と、強く訴えかけてくる様だ。

YouTubeでハーレー乗りに試乗されてしまったK1600Bを見てしまった。「下からトルクありますね」などと言って高めのギアで走らされていた。トルクを使ってドコドコ走りたい輩は、やはりハーレーに乗るべきだ。勘違いしたカウボーイに飼われてしまい、ハーレーみたいな乗り方をされてしまっては、このバイクにとっては不運な悲劇でしかない。具体的には2000回転より下の域なんて絶対に使ってはならない。このK1600Bは、ハーレーとは似て非なる、SS狩りマシンなのだから。

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EK

A nomadic rider and editor.
Rides a 2003 Harley-Davidson Road King, flirts with a BMW K1600B.
When not on two wheels, he trades the handlebars for a fishing rod, an airsoft gun, or a camera — always chasing the next adventure.

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