リコーGR3を再購入

iPhone 16 Pro に変更してから1か月ほど経つと、撮って出しの写真に不満が出るようになってしまった。カメラ性能に惹かれてわざわざ Sony XPERIA PRO-I へ乗り換えたというのに、また iPhone に戻ってきたのだから仕方ない。やぶ蛇になってしまったが、スマホ2台持ちからの脱却は想像以上に快適だったし、iPhone 16 PROもそれなりの金額だったので、いまさら XPERIA に戻ることはできない。有料のカメラアプリも幾つか試してみたりもしたが、やはり良いレンズが使いたくなってしまった。そんな訳で何度目かのリコー GR3 欲しい病が再発した。

スマートフォンのカメラの進化は著しいが、ここ数年に於いてカメラの光学的な性能は大して上がっていない。要するにレンズの進化は限界を迎えたのである。しかし、撮影した写真のクオリティが年々上がっている様に見えるのは、ソフトウェアの進化に依るものだ。撮った写真の濃度やコントラストなどを、コンピュータが綺麗に見えるように自動的に補正しているということ。これを総称して「コンピュテーショナルフォトグラフィ」という。

アップルはこの方向へ舵を取ると宣言し、私はソニーの XPERIA PRO-I を購入した。RX100 をスマホに閉じ込めたようなカメラ性能に満足したのだが、アプリの関係から完全に Android に移行することは出来ずにいて、結局また iPhone に戻ってきてしまった。そこで最新の iPhone 16 Pro を手に入れたのだが、実際に使ってみると満足のいく写真を撮ることはできなかったのだ。

実はリコーのGRシリーズは、初代の頃から買っては手放しを4回ほど繰り返している。今回再び購入を決めたGR3も、以前保有していた機種である。当時の定価は10万円程度だったこのカメラは、現在では抽選販売の入手困難品となり、市場価格は15万円以上に跳ね上がっている。「あのまま持っていれば…」と悔やまれるが、昨日のカバンでフラグが立ってしまったため、メルカリで程度の良さそうな中古品を購入することにした。

GRシリーズは私にとって不思議な存在でもある。所有欲を長く満たせず、一定期間使用すると何故か飽きてしまうのだ。だが、暫く時間が経つとまた欲しくなる。私のような「一度手放してまた購入する」というユーザーが多いことが、このカメラの特異性を物語っている。逆に言えば、飽きて使わなくなる率が高いため、ほとんど使用されていない状態の良い中古品が市場に出回りやすい機種とも言える。これがメルカリで再購入をすることにした理由だ。程度の良さそうなカメラを見つけると、出品者の過去の履歴を覗いてみた。するとそこに並ぶ写真から、ものを丁寧に扱う女性像が垣間見えたので高値でポチった。

GRシリーズは単焦点レンズを搭載したカメラである。私は単焦点レンズが大好きで、メイン機のSONY A7SIII用に単焦点GMレンズを3本も所有している。当然、GRシリーズも単焦点レンズを搭載しているので触手が動いているわけだが、ズームレンズが当たり前と思っている普通の人には、ズームもできない不便なカメラと映るのかもしれない。

このブログの2019年頃の投稿には 当時使っていた GR3 で撮影された写真が用いられているが、やはり他の写真とは写りが違う。スマートフォンで撮った写真とはキレが違うのだ。このページの末尾に GR DIGITAL というタグがあるので、それをクリックすれば過去の写真を見ることが出来るので、28mm 高性能単焦点レンズが繰り出す驚異的な画質に興味があれば見て欲しい。もしくは、来週くらいからこのホームページに GR3 で撮った写真が溢れかえるだろうから、再訪していただければ更に嬉しい。

以下のスクショは価格についての参考資料

2019年にGR3は109,350円で購入できたが、現在は16万円出さないと買えない。
ちなみに抽選販売となっている現在の定価は税別133,750円である。

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Category: カメラ

xxx

バイク乗りです。愛車は2003年式ロードキング。側室として BMW K1600B も保有。基本、ノマドワーカーです。

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