▲ 粟国島・筆ん崎で撮影したギンガメアジ・トルネードの本編。チャンネル 🔗 @ridgedive ではほかの水中映像も公開しています。
粟国島のギンガメトルネードが見れる時期(ベストシーズン)
那覇市の北西約60キロに位置する粟国島には、毎年5月から7月上旬までの期間、ギンガメアジが群れを成して集まります。ダイバーたちはこの群れを見るために早朝から粟国を目指します。運が良ければギンガメトルネードが見られるからです。
シーズンのなかでも、群れのサイズが大きくなり天候も安定する梅雨明けの6月がとくにおすすめ。ゴールデンウィーク頃はまだ群れが落ち着かず、発見しても高速で逃げてしまうことが多いため、トルネードをゆっくり見たいなら平日や7月初旬が狙い目です。
ポイント「筆ん崎」とは(一ノ瀬〜四瀬)
通称、一ノ瀬から四瀬までの4つの瀬からなる、粟国島南西の筆ん崎(ふでんさき)というポイントでギンガメアジは見られます。潮汐や時間によって潮の流れが変わり、流れが速くなることも多いため、一般的に上級者向けのポイントとされています。
粟国島で潜る2つの方法(日帰り遠征 vs 島ステイ)
粟国島でダイビングをする方法は二通りあります。一つ目が「日帰り遠征」、早朝に那覇から出船しているボートで日帰りで粟国へ行く方法。二つ目が「島ステイ」、粟国島へフェリーで渡り、島のダイビングショップを使う方法です。それぞれ一長一短があります。
| 那覇から日帰り遠征 | 粟国島ステイ | |
|---|---|---|
| 1本目エントリー | 午前7時台(出船5時台・起床3時台) | 午前8時台(宿で朝食可) |
| 移動 | 片道約2時間(時化ると揺れる) | フェリー約2時間+ポイントまで約15分 |
| エントリー | ドリフト。浮上禁止エリアあり・要遊泳 | アンカーリング中心。すぐ群れに会える |
| 難易度 | 高め(上級者向け) | 流れ次第。初心者でも楽しみやすい |
| 予約 | シーズン中も比較的取りやすい | 宿が少なく非常に取りにくい(数か月前〜) |
| 向く人 | まず体験したい人 | じっくり独占して楽しみたい人 |
那覇からの日帰り遠征
主に那覇新港から出航するダイビング船に乗ってポイントへ向かいます。粟国島のダイビングショップとの取り決めでエントリー時間が決まっており、1本目のエントリーは午前7時台。粟国までは片道約2時間で、出船は午前5時台が一般的です(港集合は4時台、起床は3時台ですね)。なお、那覇以外に宜野湾や阿嘉島から日帰り遠征のボートが出る日もあります。
船のエンジンがスローになると、ダイバーたちはエントリーの準備を始めます。船長とガイドが潮の流れを見極めてエントリーポイントを決定し、迅速にエントリー。遠征では浮上禁止エリアが定められているため、エグジット可能なエリアまで泳いで移動する必要があります。エアマネージメントができていないとここでエア切れになることがあるので注意が必要です。潮が速い場合は過酷な移動となることも。粟国が上級者向けと言われるゆえんです。
メリット:シーズンになると複数のボートが粟国を目指すため、比較的予約が取りやすい(GW・週末希望は早めに)。中級者〜上級者までショップごとにレベル分けされており、自分に合ったショップを選べます。
デメリット:早朝出船で早起きが必要。片道2時間で時化の日はかなり揺れます。ドリフトでエントリーし、終了後は浮上可能エリアまで遊泳が必要。潮の向き次第ではハードなダイビングになります。
粟国島ステイ
粟国島に宿泊して潜る方法です。粟国島へは那覇市・泊港から出航する一日一便のフェリーが唯一の交通手段で、片道約2時間。通常は到着後にダイビングが可能で、帰る日の朝も一本潜れます。
メリット:1本目のエントリーは午前8時台なので、宿でゆっくり朝食がとれます。港から小さなボートでポイントまで約15分。筆ん崎ど真ん中のブイを取って停泊し、基本はアンカーリングのダイビング。エントリーしてすぐポイントなので、あまり泳がずにギンガメアジに会えます。流れが速いときはドリフトになることもありますが、浮上禁止エリアがなくどこでも浮上できるため、初心者でもトルネードを存分に楽しめます。優先権が島側にあるため、少人数でゆったり独占できます。
デメリット:宿泊施設が限られ、予約がなかなか取れません。今年来た人が翌年分を予約して帰ることもあり、工事業者などを優先してレジャー客を取らない宿も。少なくとも数か月前から動かないと島ステイは難しいでしょう。
初めて粟国島で潜るには(初心者・県外ダイバー向け)
中級者向け以上のショップに初心者が紛れ込むトラブルを避けるためにも、日帰り遠征ならまずはシーズンオフに那覇でドリフトダイビングをしているショップへ何度か通うのがおすすめ。ガイドとの信頼関係ができれば、スキルに合ったダイビングが楽しめます。
島ステイの場合、県外ダイバーが伝手なくいきなり訪れるのは少しハードルが高め。まずは毎年島ステイで潜っているダイバーを探して一緒に連れて行ってもらうか、島ステイツアーに申し込むのが近道です。ツアーは一見客が歓迎されないこともあるので、しばらく通って翌年の参加を目指すのも手です。どうしてもすぐ行きたいなら、全ての宿と数軒のダイビングショップに電話して相談を。運が良ければトルネードに出会えるかもしれません。
粟国島ダイビングで見られる生物
ギンガメアジのトルネード以外にも、イソマグロの群れを高確率で見られます。水温によってはハンマーヘッドシャークも出現。大型のナポレオンフィッシュやナンヨウハギも多く、ジンベエザメの目撃例もあります。個人的にはキンギョハナダイ越しのトルネードや、ロウニンアジの付いたトルネードが好物です。
撮影機材について(作品の裏側)
使用するレンズは単焦点のみ。粟国島では24mmと14mmを使い分けます。沖縄では梅雨にあたる5月はF1.4の24mmを、晴れが増えて群れも大きくなる6月はF1.8の14mmを主に使用。その日の天候、具体的には水中の明るさによってレンズを決めます。ハウジングやレンズの詳細は SEA FROGS ハウジング レビュー や SONY 50mm 作例の記事 も参考にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. 粟国島のギンガメトルネードはいつ見れますか?
A. 例年5月から7月上旬がシーズンで、梅雨明けの6月は群れも大きくおすすめです。GW頃は群れが落ち着かないことが多く、ゆっくり見たいなら平日や7月初旬が狙い目です。
Q. 初心者でもギンガメトルネードは見られますか?
A. 日帰り遠征は流れが速くドリフト・遊泳が必要で上級者向けです。初心者は流れの穏やかな島ステイか、事前に那覇でドリフトダイビングを数本経験してから臨むのがおすすめです。
Q. 粟国島へのアクセスは?
A. 那覇・泊港から1日1便のフェリー(片道約2時間)。または那覇新港などから日帰り遠征ボートが出ています。
Q. ギンガメアジ以外に何が見られますか?
A. イソマグロの群れは高確率。水温次第でハンマーヘッド、ナポレオンフィッシュやナンヨウハギも多く、ジンベエザメの目撃例もあります。
関連動画・チャンネル
粟国島のトルネードのほか、与那国島のハンマーヘッド や石垣島・ヨナラ水道のマンタなど、沖縄・離島の水中映像を公開しています。最新の映像は YouTube チャンネル 🔗 RIDGEDIVE(@ridgedive) でチェックしてみてください。チャンネル登録もぜひ!
粟国島ダイビング
那覇市の北東約60キロに位置する粟国島には、毎年5月から7月上旬までの期間ギンガメアジが群れを成して集まる。ダイバーたちはこの群れを見るために早朝から粟国を目指す。運が良ければギンガメトルネードが見られるからだ。
本編の紹介
この動画は毎週末に苦手な早起きをして通った粟国島で撮り貯めた動画の中から選りすぐりのシーンを繋ぎ合わせた至極の作品です。ワンチームで探し当てたギンガメアジのトルネードを様々な角度から撮影することもできました。
私が使用するレンズは単焦点のみ。粟国島のダイビングでは24ミリと14ミリを使用します。沖縄では梅雨にあたる5月はF1.4の24ミリを。晴れの日が増えて群れのサイズも大きくなる6月はF1.8の14ミリレンズを主に使用しました。その日の天候、具体的には水中の明るさによって使用するレンズを決定します。
昨年までは撮影をする度に、その都度動画を作っていましたが、毎週同じような動画が量産されるだけになってしまっていたので、今年からはシーズン毎の作成に切り替えました。本編はその2023年の集大成とも言うべき動画となっていますので是非ご覧ください。
粟国島筆ん崎とは
通称、一ノ瀬から四瀬までの4つの瀬からなる粟国島の南西の筆ん崎というポイントで、ギンガメアジは見ることができます。潮汐や時間によって潮の流れが変わり、潮の流れが速くなることも多いため、一般的に上級者向けのポイントとされています。
粟国島で潜るには
粟国島でダイビングをする方法は二通りあります。一つ目が「日帰り遠征」。早朝に那覇から出船しているボートで日帰りで粟国へ行く方法。二つ目が「島ステイ」。粟国島へフェリーで渡り、粟国島のダイビングショップを使う方法。それぞれ一長一短がありますので、それぞれ解説をしておきます。
那覇からの日帰り遠征
主に那覇新港から出航するダイビング船に乗ってポイントへ向かいます。粟国島のダイビングショップとの取り決めによってエントリー時間が決まっているため、1本目のエントリーは午前7時台になります。粟国までの行程は片道約2時間となりますので、出船は午前5時台となるのが一般的です(港集合は4時台となりますので起床時間は3時台ですね)。なお、那覇以外にも宜野湾や阿嘉島からも日帰り遠征のボートが出船している日もあります。
ボートのエンジンがスローになると、ダイバーたちはエントリーの準備を始めます。船長とガイドが潮の流れを見極めると、エントリーポイントを決定し、迅速にエントリーを開始します。遠征でダイビングをする場合には、浮上禁止エリアが定められているため、エグジット可能なエリアまで泳いで移動する必要があります。エアマネージメントがしっかりとできていないと、ここでエア切れになることがありますので注意が必要です。また、潮の流れが速い場合には過酷な移動となる場合もあります。粟国が上級者向けのポイントと言われるゆえんです。
日帰り遠征のメリット
シーズンになると複数のボートが粟国島を目指すため、比較的予約が取りやすいです。但し、ゴールデンウィークや週末を希望する場合には早めの予約が必要です。中級者から上級者までショップに依ってレベル分けがされていますので、自分に合ったショップを選ぶことが可能です。
日帰り遠征のデメリット
早朝出船なので早起きが必要となります。片道2時間掛かりますが、時化の日はかなり揺れます。潮上からドリフトでエントリーして、ダイビングが終了したら浮上可能なエリアまで泳ぐ必要があります。潮の向きによってはかなりハードなダイビングになる可能性があります。
初めての日帰り遠征はどうすれば良いか
中級者向け以上のショップに間違って初心者が紛れ込んでしまうなどのトラブルを避けるためにも、まずは夏~冬の粟国シーズンオフの時期に、那覇でドリフトダイビングをしているショップを見つけて、何度か通ってみることをお薦めします。ガイドとの信頼関係ができれば、スキルに合ったダイビングが楽しくできるようになると思います。
粟国島ステイ
粟国島へ宿泊してダイビングをする方法。粟国島へは、那覇市泊港から出航する一日一便のフェリーが唯一の交通手段です。フェリーは片道約二時間です。通常は着後ダイビングが可能です。帰る日の朝も一本潜れると思います。
島ステイのメリット
一本目のエントリーは午前8時台ですので、宿泊先でゆっくりと朝食を食べることができます。港から小さなボートでポイントまでは約15分。筆ん崎のど真ん中にあるブイを取って停泊し、基本的にアンカーリングのダイビングとなります。エントリーしたらすぐにポイントとなるため、あまり泳がなくてもギンガメアジを見ることができます。潮の流れが速い場合にはドリフトダイビングになる場合もありますが、浮上禁止エリアはなく、どこでも浮上できるため、初心者でも存分にギンガメアジのトルネードを堪能することが可能です。すべての優先権が島側にありますので、少人数でゆったりと独占してギンガメアジを堪能することができます。
島ステイのデメリット
粟国島の宿泊施設が限られているため、宿の予約がなかなか取れません。今年来た人が来年の予約を入れて帰る場合もありますし、年が明けてからでないと予約を取ってくれない宿もあります。また工事業者などの予約を優先して、レジャー客の予約を取ってくれない宿もあります。少なくとも一か月前から動いたのでは島ステイでのダイビングは難しいでしょう。
初めての粟国島ステイはどうすれば良いか
県外のダイバーが何の伝手もなく、いきなり粟国島を訪れるのは少しハードルが高いかもしれません。まずは毎年粟国島ステイでダイビングをしているダイバーを探しましょう。彼らに一緒に連れて行ってもらうのが最良です。若しくは、島ステイツアーを見つけて申し込んでみましょう。ツアーの場合は一見客は歓迎されない場合がありますので、暫く通って翌年のツアー参加を目指すのも良いでしょう。
どうしてもすぐに行きたい場合には、全ての宿に電話をして予約を取り、すべてのダイビングショップ(数軒しかありません)に電話をして相談をしてみてください。運が良ければトルネードが見られるかもしれません。
粟国島ダイビングでみられるもの
ギンガメアジのトルネード以外にも、イソマグロの群れを高い確率で見ることができます。水温によってはハンマーヘッドシャークも出現します。大型のナポレオンフィッシュやナンヨウハギも多く生息しています。ジンベイザメの目撃例も幾つかあります。個人的にはキンギョハナダイ越しのトルネードとか、ロウニンアジの付いたトルネードが好物です。
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