「微妙~」と噂されていた沖縄 DMM かりゆし水族館。どう微妙なのか確かめるために行ってきた。
まず絶句したのは砂が数センチしか敷かれていない水槽で飼われているチンアナゴ。この子はカラダを砂地に埋めて顔だけ出して生活しているのに、砂が薄すぎてカラダが露出してしまっていた。次はイソギンチャクの入っていない水槽で飼われているクマノミ。共生すべき相手を失ったホームレス状態で放心している姿に同情せざるを得ない。
その他にもサンゴのない水槽で飼われているデバスズメダイとか、もう完全に生態系を無視した飼育に呆れ果てた。この立地で水族館ぽいのを作れば、観光客がわんさか来るだろうと言う金儲け主義の館に、生物に対する愛はまったく感じられなかった。
試しにGoogleのレビューを見てみたら、「楽しかった」という能天気なコメントが多くて驚いた。確かにチンアナゴのこんな姿を見ても、その生態を知らなければなんら疑問に思うことはないだろう。これは完全に水族館側の責任だ。こんなところに子供を連れてきたら、間違った知識を得て帰るかもしれないね。
コメントを書く