F1.2 の誘惑
SONY FE 50mm F1.2 GMレンズ。ワイドしか撮らない自分にとって無用の長物であることは知っている。しかし、F1.2という明るさの誘惑に耐えられず、深酒した日の夜に買ってしまった。深くて暗い冬の与那国の海に潜ったとき、このレンズがあればきっと明るく、ハンマーヘッドシャークの肌の質感まで撮影できるのではないかと妄想してしまったのだ。
SEAFROGSハウジングとの相性
自身が使っているのはSEAFROGSのハウジングとドームポート。50㎜F1.2のレンズは少しサイズが大きくなっているので、ポート内に収まるかを慎重に確認して購入したのだが、水中でピントが合わないという事象に遭遇した。調べてみるとレンズの最短焦点距離の問題で、ドームポートにはサイズ的に収まるものの、ピントが合わずに使用できないということが既存の不具合として認知されていた。解決策は専用のフラットポートを使用すること。
フラットポートの追加購入
新しく購入した50㎜F1.2レンズを使用するには、追加でフラットポートを購入しなくてはならないことが判明した。金額は大したことはないが、レンズと共にポートも変えなければならないという運用は非常に難しいものがある。特に50mm のレンズなんて、少し画角を変えたインサートを撮るくらいの用途にしか使えないと考えているので、やはりメインはのレンズは 24ミリになるはずだ。
複数のポートを持って遠征に行くことなど絶対に考えられないので、この新しい50ミリレンズを水中で使うのは断念しようかと思ってた。代わりに35ミリのGMレンズでも買おうかな。モルディブの海で24ミリは広すぎたので、もう少し狭い画角のレンズが欲しいのだ。
フラットポートを購入した
結局フラットポートを購入した。酔っぱらって YouTube を見ていたら、50mm F1.2 GMをべた褒めしている動画ばかりが出てきて、使わないともったいないとか思い始めてついフラットポートをポチってしまった。次回のトライアングルで使ってみたいと思う。
フラットポートが届いた
数日後、香港からフラットポートが届いた。思ったよりもコンパクトで、いつも付けているドームポートとサイズ感は同じ。しかし、まっすぐに前へ進むときにはドームポートよりも水の抵抗が大きいような気がする。
さらに、プラス浮力が出てしまうと面倒なのでお風呂場に沈めて浮力テストをしてみた。するとなんとマイナス浮力になっていた。レンズが重いことが功を奏した様だ。1月の与那国遠征の前に、暫くトライアングルが続くので、このレンズが使い物になるのか試してみようと思う。
あとこのフラットポートが 24ミリのレンズでも使えると遠征で便利なのだけれど、やっぱりケラレが出るだろうか。この件も後で調べてみたいと思う。
追記
早速使ってみました。初使用はお正月のトライアングル。
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