与那国島、ナンタ浜そばの居酒屋なんた。行きつけの居酒屋が全部満席で、今日は初めてのお店。予約時間を3分ほど過ぎて到着すると入口には鍵が掛かっていた。呼んでも出てこないので裏口に回ると人影が見えたので声を掛けて開けてくださいと頼む。ゴソゴソと中から鍵を開けてもらい入店すると何故か「チッ」と舌打ちされて戸惑う。ここは普通「いらっしゃいませ」だと思うのだが、何故か更に「勝手に入ってくるな」と捨て台詞。仕込みの邪魔をしたのが気に食わないの? 時間前に来てしまったのなら分かるけど、開店時間過ぎてましたよね?
その後はセルフ飲み放題で、オーダーも通っていたので特にこの店員と接する機会はなく平和な時間が過ぎるが、追加の注文をしようとテーブルのベルを何度か鳴らすと切れ気味の店員が威圧的な態度で傍に立ち、無言で注文を取る。そしてまたしても戻る際に「ベルは一度鳴らせば分かるから」と捨て台詞。ここは「お待たせしました」とか「一人で回してるので少々お待ちください」とか言えばいいのに。
出てくる料理は普通だけれど、解凍しきれていない肉が時々混じる。冷凍ものを使っているのは離島なので仕方ないけど、冷たい肉を焼くのはあんまり気分良くないのでちゃんと解凍しておいてね。串物は当然に全部市販品で、店で串打ちしているわけではない。なんか変にくっ付いているので、鉄板の上で全部バラバラにしていただきました。
あまりに態度が酷かったので、次に店員を呼ぶときに誰かがテーブルのベルを連打した。すると暫くして現れた店員は無言のままこちらを睨む。「お待たせしました」と言えばいいだけなのに、今度は「喧嘩売ってんのか?」と捨て台詞。そこまで言うなら面と向かって言えばいいのに、何故か聞こえるか聞こえないかのギリギリ位の捨て台詞。中途半端なんだよなー。
追記
グーグルマップを開いていると、時々「レビューをしてください」とポップアップが出てくる。スマートフォンの位置情報から、そこで写真を撮ったことが分かると、投稿を促してくるシステムだ。まあ以前から面白半分で言われたとおりにレビューを載せるようにしているのだが、自分の書いたレビューに、この店のオーナーから返信がついた。
店員の態度も酷かったが、オーナーもこれではどうしようもない。舌打ち、捨て台詞、悪態、睨みつけ、は紛れもない事実であり、省略はしても誇張はしていないことは店員に確認すればすぐに分かること。まずは「不愉快な思いをさせてしまって申し訳ありませんでした」と、まともな店なら書くはずだ(もしかしてオーナーではなく、あの店員(店長?)本人なのかもしれないが)。
そもそも Google に限らずレビューというのは、「これからその店を訪れる人のため」に書かれるものであって、店の都合など関係ないのである。店の評判を貶めようとする書き込みは当然に排除されるべきだが、ユーザーにとって有益で客観的な情報を残すことに価値があるのだ。このサイトBLOG HARLEYも色々な業者と軋轢があった(H&Mの件でHDと揉めた)りもしたが、全てはユーザーの為にというポリシーに従っていただけのこと。そして本当に良い店であれば、客は勝手に宣伝したくなるものである。
Dr.コトー映画化の影響か、いま与那国島は観光客が多く、島内のお店はどこも一杯。予約が取れなければ夕食難民になってしまうこの島では、店側の「入れてやってんだ」という態度が透けて見える。我々は決してこの店を選んで来ている訳では無く、仕方なく訪れているのだが、新規参入はほぼ無いし、そもそも飲食店が足りないこの島では競争原理が働かない。どんな適当な接客をしても勝手に客が来るのだから(これは利権だ)、感謝の気持ちが育まれる土壌がない。僻地にはこうゆうお店が多いので注意が必要だが、あるところにはあるんだねぇと、そんな珍しい状況も楽しむ余裕が必要なのである。
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